またしても、ひさびさに。

（体重）40.4kg
（体脂肪）17.1%

（朝）コロッケ2個、きゅうりのサラダ
（昼）ヨーグルト2個、やきそば少し
（夜）きのこ雑炊
（間食）栃の実せんべい推定10枚

体重は、就寝前で空腹の、一番減っているであろう時間のもの。

　『世界の中心で、愛を叫ぶ』久しぶりの読書（ダメだなあ……）。書店で売り上げ1位だって宣伝していたので、購入した本だ。やはりハードカバー本の衝動買いは危険なギャンブルだと、改めて思い知った。この作品を読んでない方、これから読もうと思っている方、また、この本を読んでとても感動した、という方は、以下↓はとばしてくださったほうがよろしいと思います。すみません。


　人が死ぬっていうのは、悲しいよ。物語の中で人の死に出会えば、誰だってその人のために胸を痛めるし、その人の言葉を、振る舞いを、何度も何度も反芻して心の中にとどめておくことになるよ。

　でも、それは当たり前のこと。決して物語そのものに心を動かされてるわけじゃない。人の死は、安易に「感動させる手段」として、フィクションで使っていいものじゃない。

　私の読みこみが浅いのかもしれない。単にひねくれ者なのかもしれない。けれど私には、あまりにも軽く感じられてしまったのだ。『愛する人の喪失』が。年齢よりも大人びた語り口の僕、美しく聡く聖女のような彼女、不治の病。リアリティを持たせるにはあまりにもお綺麗すぎる。

　老成してるんだか老けているんだかわからない主人公の古臭い台詞まわしも手伝って、共感も感動も得られないままにラストを迎えてしまった。表紙がとても素敵で、期待していただけに残念。そういう安易な買い方をした私が悪いといえば、そうなのだけど。

　愛する人を失うことは、決してロマンチックなどではないはずだ。

　作者の意図するところではないだろうが、これが、私が読了して抱いた感想だった。